誘惑から自由になるたったひとつの方法はそれに屈することだ

オスカー・ワイルド唯一の長編『ドリアン・グレイの肖像』の中のフレーズ。The only way to get rid of a temptation is to yield to it.誘惑から自由になるたったひとつの方法はそれに屈することだ。

誘惑なしに魂の成長はない。

Without temptation the soul cannot grow.誘惑なしに魂の成長はない。このジェームズ・アレンの言葉がそのままの意味ならボクは大賛成である。誘惑を遠ざけるということは思考停止、想像力に乏しい魂をつくるからだ。

誘惑には屈する方がいい、もう二度と訪れないかもしれないから。

Yield to temptation. It may not pass your way again.…誘惑には屈する方がいい。もう二度と訪れないかもしれないから。確かにその誘惑が二度と訪れないのならみすみす逃してしまうのは少し勿体ない。

花火 若者のすべて

花火だ。ふとある言葉が浮かんでくる。兄さんが死んだので、私たちは幸福になりました。そしてこの曲が少し遅れて頭の中で流れだす。ないかな ないよな きっとね いないよ 会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ。妄想が現実になる可能性を残せ。

デレク・ハートフィールドとキルゴア・トラウト

デレク・ハートフィールドは村上春樹『風の歌を聴け』に出てくる架空作家。カート・ヴォネガットの複数の小説に登場する架空SF作家キルゴア・トラウトみたいなものだ。しかしどちらも本当に架空?もしかすると別の時間軸の世界では実在していたかもしれない。

8月8日は風の歌を聴け記念日 夢の不在に再会する

毎年8月8日がやってくると読みたくなる本がある。それが村上春樹最初の作品である『風の歌を聴け』だ。描かれている世界は存在理由を失ってしまった僕の内側を巡るトリップ。ビーチ・ボーイズのCalifornia Girlsが流れるのには理由がある。

短い夏が終わったのに今、子供の頃の寂しさがない。

子供の頃のワクワクやドキドキをもう感じることはできない。今だからこそのワクワクやドキドキはメーターの振れ方が小さきなってしまっているのかもしれない。子供の頃のワクワクやドキドキのストック量が多ければ多いほど、悪くない人生になるかもしれない。

何でもないことだけを考えよう、風のことを考えよう。

Think of nothing things, think of wind.何でもないことだけを考えよう、風のことを考えよう。でお閉じ籠ってあれこれ考えているよりも、

わかっていることとわからないこと、その中間に扉がある。

The Doorsのジム・モリスンの言葉とされる『わかっていることとわからないこと、その中間に扉がある。』は、実はレイ・マンザレクの言葉で『知っていることと知らないこと、既知と未知があり、その中間に扉があります。それが私たちです。』らしい。

笑ってしまえば、すべてがおもしろい。

Everything is funny, if you can laugh at it.笑ってしまえば、すべてがおもしろい。とは不思議の国のアリスのルイス・キャロルの言葉。この笑えばこの世はすべてがおもしろくなるみたいな考え方は嫌いじゃあない。