誘惑なしに魂の成長はない。

grow

Without temptation the soul cannot grow.

自己啓発書の原点ともいえる『As a Man Thinketh(「原因」と「結果」の法則)』を書いた、
ジェームズ・アレン。

Without temptation the soul cannot grow.

James Allen,Above Life’s Turmoil

誘惑なしに魂の成長はない

この言葉はもしかするとそのままの意味で捉えるべきではないかもしれないし、
他にいろいろと深い意味があったりするのかもしれない。

でももしこの言葉がそのままの意味だとすれば、
異論・反論なしで大賛成である。

誘惑を遠ざける=思考停止?

imagine

よく誘惑になんか負けちゃ駄目っ!なんて言う人がいるけど、
それって何も考えるな!と言っているのと同じでなのはないかな?。

誘惑を遠ざけるってことは、
思考を停止させているようなものだと思うのだ。

誘惑なんかに負けるもんかっ!なんて、
視野が狭い想像力不足の魂をつくっているような気がする。

例えば誘惑を目の前にしたら、
本来であれば誘惑に負けたその先を想像するはずで。

誘惑によっては、
屈すると酷い目に遭うかもしれないでしょ?

でもその想像がアタリかハズレかなんて、
屈してみなければわからない。

そうやって運良くアタリを引いたり、
残念ながらハズレを引いたりしながら視野が広がり想像力も育っていくのだ。

誘惑=易きに流れること?

easy

でも誘惑に屈するイコール易きに流れることだから良くないんだよという価値観を植え付けられて、
それが普通になっている人も多いかもしれない。

確かに易きに流れることは、
何かを成し遂げようという際にはあまりよろしくないんだろう。

易きに流れるのではなく、
粘り強さや拘りや諦めない気持ちなどが大事だというのもわからなくはない。

でもなあ、
それって違うステージの話を混ぜこぜにしている感じがする。

と、
何も成し遂げられないボクがあれこれ言うのは筋違いなんだけど。

想像力のレベル=優しさ

kindness

それでも敢えて言わせてもらえば、
頑張る・頑張らないと誘惑に屈する・屈しないとは別の話だと思うのだ。

頑張る・頑張らないは想像力のレベルには関係がないが、
誘惑に屈する・屈しないは大いに関係がある。

そして、
想像力のレベルの違いは他人に対する優しさの違いを生んでしまう。

優しさのない世間と優しさに満ち溢れている世間とでは、
いろいろな人たちの生き易さが違ってくると思うんだけどなあ。

Hiromi Uehara – Temptation

曲は上原ひろみ、
2011年のアルバム『Voice』から『Temptation』。

ザ・トリオ・プロジェクトとしての第1作目で、
アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスとの共演。

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