わかっていることとわからないこと、その中間に扉がある。

the-doors

わかっていることとわからないこと、その中間に扉がある。

There are things known, and things unknown, and in between are the Doors.

―Jim Morrison

これってThe Doorsのフロントマンだったジム・モリスンの言葉だと言われているけれど、
どうやら違うという話もある。

1967年、
ニューズウィーク誌でドアーズを紹介されている。

そこではメンバーのレイ・マンザレクの言葉として、
以下の引用がある。

There are things you know about, and things you don’t,
the known and the unknown, and in between are the doors—that’s us.

―Ray Manzarek,1967 November 6, Newsweek, Music: This Way to the Egress, Page 101, Column 2, Newsweek, Inc.

知っていることと知らないこと、
既知と未知があり、
その中間に扉があります。
それが私たちです。

この言葉が独り歩きしてジム・モリスンが言ったことになってしまったのか、
実際にジム・モリスンが同じようなことを言ったのかはわからない。

いずれにしても、
ドアーズというバンドは既知と未知の中間の扉という意味を持っているということだ。

では既知と未知の中間にある扉の向こうには、
いったいどんな世界があるんだろう?

知っていることに意味はないし知らないことは恥ではない

自分が知っていることは、
誰でも知っている。

たとえ知らなくても、
検索したり図書館に行きさえすれば大抵のことを知ることができる。

そんなことも知らないの?なんて偉そうに言う奴が時々いるけど、
だいたい知っていることには意味はないしそんなのは偉くもなんともない。

だから知らないことだらけだとしても、
別にそれを恥じることなんてない。

恥を感じる気持ち自体は多少あった方が良いかもしれないけれど、
知らないことを恥じる必要はないのだ。

そもそも自分たちの知っていることや知らないことが、
本当にそうなのかどうかだって怪しいものだ。

そんな知っている知らないとか、
どうでも良いことの中間には扉は存在する。

If my poetry aims to achieve anything,
it’s to deliver people from the limited ways in which they see and feel.

―Jim Morrison

もし私の詩が何かを達成することを目指しているとしたら、
それは人々を限られた見方や感じ方から解放することです。

いつまでも狭い洞窟からものごとを見ているのではなく、
その扉を開けて先へと進めばもしかすると時間のない永遠の世界があるのかもしれない。

Break On Through (To the Other Side)

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