『ア、秋』ではなくて『ア、死』 太宰治作品『ア、秋』。文芸雑誌『若草』昭和十四年十月号発表。翌年四月竹村書房から刊行した単行本『皮膚と心』というものがある。そこに『女人訓戒』『座興に非ず』『デカダン抗議』と共に『短片集』として収録された。これを基に『ア、死』を書いてみた。2023.09.24Words
言葉たちの行き先 あの吞み込んだ言葉たちはいったいどこに行ってしまったのだろう? ゴクリとさせてしまう前にきちんとその言葉を聞いてあげよう。あの言葉にならなかった想いたちはどこに行ってしまったのだろう?きっといつかの誰かの想いだから優しく受け止めてあげよう。2023.07.20Words
Words Overture ことばは、いろいろなものに変身する。時には、ふわふわの毛布みたいに暖かく包んでくれたりする。時には、鋭い刃物のように心を抉ってしまうこともある。それはたった1つの単語の時もあれば、幾つもの単語の組み合わせの時もある。ことばはあちこちに隠れて息を潜めていたり、ど...2023.07.17Words