ボクの本当の世界には
ボクしかいない
人らしくいるためにつくった出島に人は集うけれど
それはある意味インチキでしかない
世界を自ら2つに分けた時点で
ボクの本当の世界には誰も踏み込むことはできなくなってしまった
それは望んだことなのか
それともたまたまそうなってしまったのかはわからない
罪を償うことなんてできるわけがない
罰を受ければ償えるわけじゃあないのだ
例えば法の下に裁きを受けて償えば真に償えたのか?といえば
そんなことがあるわけないのだ
では罪を犯してしまったら
一生その罪を背負わなければいけないのか?
それはそうだ
そんなのは当たり前のことなのだ
犯した罪は
償えない
償いは自己満足であり
身勝手な救いを求める手段でしかない
まあ償う過程で犯したことを忘れちまえば
それはそれで済んじゃうんだけど
しいていえば
背負うのではなく共に進むしかないというところだ
諦めるんだ
それは宿命だ
ほとんどの感情は今だけの感情であり
先のことを保証するかのような物言いは今だけのことだ
ずっとなんちゃらとか
永遠になんちゃらなんて今この瞬間の戯言でしかない
瞬間を永遠の中に閉じ込められるのは
絵画であったり音楽であったり本であったり
それは記録であり
閉じ込められただけのことであり
結局
生身で永遠だのずっとなんていうものは存在しないのだ
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