ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品35/第2番ヘ長調作品102

shostakovich-piano-concert

18/19曲目は6枚のレコード

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
18曲目はショスタコーヴィチの『ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品35』。

正式名称は『ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲 ハ短調』で、
1933年に作曲された作品。

もともとはトランペット協奏曲として書かれた後に、
ピアノ・パートを書き加えて全体のバランスを取ったというもの。

そして同じくショスタコーヴィチの『ピアノ協奏曲第2番ヘ長調作品102』が、
19曲目として併せて出てくる。

こちらは1957年と四半世紀近くの時間が経っての作品だけど、
どちらも自作や他人の作品からの引用が多い作品となっている。

2番は息子のマクシム・ドミトリエヴィチ・ショスタコーヴィチのピアノ練習用につくられ、
彼に献呈されている作品。

ちなみにこの2曲が、
18〈上〉/〈下〉と2回に分けられて登場している。

第1番構成

第1楽章
 アレグレット
第2楽章
 レント
第3楽章
 モデラート
第4楽章
 アレグロ・コン・ブリオ

第2番構成

第1楽章
 アレグロ  
第2楽章
 アンダンテ
第3楽章
 (アレグロ)

1番:アンドレ・プレヴィン / レナード・バーンスタイン

André Previn/Leonard Bernstein-
Shostakovich:
Piano Concerto No.1 in C Minor, Op.35

1962年

ピアノ:アンドレ・プレヴィン
指揮:レナード・バーンスタイン
演奏:ニューヨークフィルハーモニック

2番:レナード・バーンスタイン

Leonard Bernstein-
Shostakovich:
Piano Concerto No.2 in F major,Op.102

1958年

指揮/ピアノ:レナード・バーンスタイン
ニューヨークフィルハーモニック

B面はラヴェルの『ピアノ協奏曲ト長調』なんだけど、
こちらについても書かれているので一緒に。

書かれてはないけれど、
ガーシュインの『ラプソディ・イン・ブルー』も入っているので当然これも一緒に。

1番:アルゲリッチ / ギイ・トゥーヴロン / イェルク・フェルバー

Martha Argerich/Guy Touvro/Jörg Faerber-
Shostakovich:
Piano Concerto No.1 in C Minor,Op.35

ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
トランペット:ギイ・トゥーヴロン
指揮:イェルク・フェルバー
演奏:ハイルブロン・ヴェルテンベルグ室内管弦楽団

ジャケットは出てこないが、
バーンスタインの2枚だけで充分のあとの例外として登場。

1番:アニー・ダルコ / モーリス・アンドレ / ジャン=フランソワ・パイヤール

Annie d’Arco/Maurice André/Paillard-
Shostakovich:
Piano Concerto No.1 in C Minor,Op.35

1976年

ピアノ:アニー・ダルコ
トランペット:モーリス・アンドレ
指揮:ジャンフランソワパイヤール
演奏:パイヤール室内管弦楽団

1番:ジョン・オクドン / J.ウィルブラハム / ネビル・マリナー

J.Ogdon/J.Wilbraham/N.Marriner-
Shostakovich:
Piano Concerto No.1 in C Minor,Op.35

1976年

ピアノ:ジョン・オクドン
トランペット:J.ウィルブラハム
指揮:ネビル・マリナー
演奏:アカデミー室内管弦楽団

1番:ユージン・リスト / フリッツ・ヴェゼニック / ゲオルク・ヨッフム

E.List/F.Wesenigk/G.Jochum-
Shostakovich:
Piano Concerto No.1 in C Minor,Op.35

1961年

ピアノ:ユージン・リスト
トランペット:フリッツ・ヴェゼニック
指揮・ゲオルク・ヨッフム
演奏:アカデミー室内管弦楽団

2番:オグドン/フォスター

J.Ogdon/L. Foster-
Shostakovich:
Piano Concerto No.2 in F major,Op.102

1971年

ピアノ:ジョン・オクドン
指揮:ローレンス・フォスター
演奏:ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

2番:ユージン・リスト / ヴィクトル・デザルツェンス

E.List/V.Desarzens-
Shostakovich:
Piano Concerto No.2 in F major,Op.102

1961年

ピアノ:ユージン・リスト
指揮:ヴィクトル・デザルツェンス
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団

というわけで…

今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。

18/19曲目は、
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品35/第2番ヘ長調作品102をお届けしました。

『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の他の音楽はこちら!

My Good Old Classical Records
村上春樹 『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 で流れる音楽

コメントしてみる お気軽にどうぞ!

タイトルとURLをコピーしました