シューマンの『交響曲第2番 ハ長調 作品61』

シューマンー交響曲第2番

シューマンの3番目の交響曲は第2番

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』、
2曲目はシューマンの交響曲第2番 ハ長調 作品61。

シューマンの交響曲は全部で4曲、
この2番は実際には3番目につくられた交響曲。

現在の4番が本来2番目のもので、
1番がつくられた1841年に一度発表されている。

ただあまり評判がよろしくなく、
1度引っ込めて10年後に改訂して発表されたので4番になっている。

それで、
3番目だけど繰り上がって第2番になったわけだね。

こちらは1844年に着手されて、
翌年に完成している。

この1844年といえば、
シューマンがドレスデンに移った年。

不眠や憂鬱に悩まされて転移したものの、
この作品は中断したりしながら何とか完成させている。

最終楽章を自分を取り戻しながらつくり、
完成と共に健康も取り戻したようだ。

この第4楽章は、
そういった取り戻し感みたいなものが確かに感じられる。

そんなことを考えながら聴くと、
この曲もまた違った印象を持つ。

振り返るとシューマンの交響曲は、
特に2番はあまり聴いてこなかったけれど久しぶりに聴くとかなり良いかもしれない。

構成

第1楽章:ソステヌート アッサイ-アレグロ,マ・ノン・トロッポ:ハ長調 6/4-3/4拍子
第2楽章:スケルツ: アレグロ・ヴィヴァーチェ:ハ長調 2/4拍子
第3楽章:アダージョ エスプレッシーヴォ:ハ短調 2/4拍子
第4楽章:アレグロ モルト ヴィヴァーチェ:ハ長調 2/2拍子

ジョージ・セル(1952年)

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この作品も、
5枚のレコードが紹介されている。

そのうち2枚はジョージ・セル指揮、
1946-70まで首席指揮者だったクリーブランド管弦楽団。

1枚目は1952年のもので、
モノラル録音。

厳しい指導で有名だったセルが、
鍛え上げただけのことはあるクリーブランドならではの鉄壁ともいうべき合奏力の凄さが感じられる。

ジョージ・セル(1960年)

szell--schumann-symphony-no2-1960

2枚目は1960年のもので、
演奏は同じクリーブランド管弦楽団。

セルの顔のアップのジャケットは、
かなりインパクト大なのである。

そしてジャケットに負けず劣らず、
この曲を好んで演ってきただけのことはあって素晴らしい。

フランツ・コンヴィチュニー

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3枚目は同じ1960年のフランツ・コンヴィチュニー指揮、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。

セルの比べると少々ゆっくりな感じだが、
堂々としたそして少し古めかしい印象は決して悪くない。

ちなみにこの曲の初演は1846年でメンデルスゾーン指揮、
ライプツィヒ・​ゲヴァントハウス管弦楽団だったんだよね。

レナード・バーンスタイン

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4枚目はレナード・バーンスタイン指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニック。

80年代にウィーン・フィルとのシューマンの交響曲全集があるけど、
敢えてこちらなんだね。

音楽監督に就任して2年、
これも偶然にも1960年のもの。

まだ40代になったばかりのバーンスタイン、
重厚さと流麗華麗さと併せ持ったまさにならではのもの。

ポール・パレ―

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5枚目はポール・パレ―、
デトロイト交響楽団でセルの1952年から3年後の1955年のもの。

ある意味少し古めかしい感じのオーソドックスな演奏は、
聴き疲れすることなくいつでも何回でも聴いていられる。

というわけで…

それぞれの演奏がどんな具合なのか?とかは、
そもそもこの本の筆者のものがあるから超素人のボクがアレコレ書き連ねても仕方がない。

ただ載せられている音源をあちこち探すのは面倒だろうから、
ここで簡単に聴けれるようにだけしておけば良いのである。

まあここで聴き比べる稀有な方は殆ど居ないだろうけど、
それはそれで。

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