ハイドンの『ピアノ・ソナタ 第48番 ハ長調 Hob.XVI:35』

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ハイドンのピアノ・ソナタはあまり聴いてこなかった

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』15曲目は、
ヨーゼフ・ハイドンの『ピアノ・ソナタ 第48番 ハ長調 HobXVI/35』。

48番はランドン版で、
ホーボーケン番号だと35番。

正直ハイドンは殆ど聴いてこなかったし、
ピアノ・ソナタが一体何曲あるのか?すら知らない。

調べてみると65番まであったけど、
疑問視や偽作や消失作も含めてのことみたいだ。

ピアノ・ソナタだけど、
いわゆるフォルテ・ピアノ用なのかチェンバロ用なのか明らかではない。

ハイドンがピアノを持ったのは1788年らしいので、
ピアノ用とはっきり言えるのは1780年代後半のものらしい。

そうなると、
この48番は1780年以前のものだからピアノ用ではないのかもしれない。

4枚のレコード

ここで紹介されているのは4枚。

・宮沢明子
・アルトゥール・バルサム
・ヴィルヘルム・バックハウス
・ジョン・マッケイブ

構成

第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
    ハ長調
    2分の2拍子
    ソナタ形式
第2楽章 アダージョ
    ヘ長調
    4分の4拍子
    バロック・ソナタ形式
第3楽章 アレグロ
    ハ長調
    4分の3拍子
    ロンド形式

宮沢明子

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昔渋谷の東京山の手教会の地下に、
小劇場ジャンジャンがあった。

入ったことはないが良く教会前は通ったし、
地下に続く階段に並んでいる人たちを見掛けたものだ。

そのジャンジャンの名付け親が、
実はここに出てくるピアニストの宮沢明子さんなのだ。

少し前に、
住んでいたベルギー・アントワープで亡くなってしまったね。

ちなみにハイドンのピアノ・ソナタ全集を、
世界で初めて出したのがこの方。

なのに残念ながらここに出てくる音は見つからず、
代わりにハイドンの『ピアノ・ソナタ第52番 変ホ長調 作品82 Hob. XVI:52』を。


アルトゥール・バルサム(Artur Balsam)

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ポーランド生まれでナチスから逃れるためにアメリカに移住したピアニスト、
アルトゥール・バルサム(Artur Balsam)。

本文では『聴いていてさっぱり面白くない』とバッサリ斬っているけど、
ならば紹介するなと言いたいところだがまあいい。

伴奏者として結構あちこちに名前が出てくる人だけど、
面白くないからか何なのかこの音も見つからず。

代わりに、
ハイドンの『ピアノ・ソナタ第50番 ハ長調 作品79 Hob. XVI:50』を。


ヴィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus)

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ヒトラーがファンだったヴィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus)、
ナチスの宣伝に利用されてアメリカ入国拒否が続いたこともある。

ソ連とかナチスとか音楽家にあれこれと迷惑な感じで良く出てくるが、
そういう時代の人たちのレコードが多いからでもある。

バックハウスといえば、
最後の演奏会はあまりにも有名だね。

演奏途中で心臓麻痺を起こしたにも拘わらず少しの休憩で結局は演奏を続けて、
何とか公演を終えるとそのまま病院に担ぎ込まれ七日後に亡くなってしまうというお話。

そんなバックハウスのハイドンは『楽しそうじゃない』、
とここでも一刀両断なんだけど…。

ただその楽しそうじゃない演奏の音もまた見つからないので、
同じハイドンの『ピアノ・ソナタ第53番 ホ短調 作品42 Hob. XVI:34』を。

ジョン・マッケイブ(John McCabe)

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ジョン・マッケイブ(John McCabe)は作曲家でもあり、
7つの交響曲に20の協奏交響曲に8つのバレエスコアなどなど結構多くの作品を残している。

こちらは『ドライブ感が不足している』ということで、
結局どれもこれも×なのね。

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