メンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64』

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10曲目はMendelssohn-Violin Concerto in E minor, Op. 64

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
10曲目はメンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64』。

紹介されているレコードは、
全部で5枚。

ヴァイオリニストは、
こんな感じ。

  • ダヴィッド・オイストラフ
  • ルジェロ・リッチ
  • ナタン・ミルシテイン
  • ヤッシャ・ハイフェッツ
  • ハイマン・ブレス

メンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64』、
いわゆる『メン・コン』は1844年に作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲。

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、
もう1曲1822年の二短調があるけど知名度は全然違うんだろう。

それというのも、
二短調の方は『忘れられた作品』。

1951年にヴァイオリニストのユーディ・メニューインが、
メンデルスゾーンの子孫の邸宅で自筆の草稿を見せられたことで日の目を見たから。

他にもピアノ協奏曲や2台のピアノのための協奏曲、
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲もあるけどメン・コンほど知られていない。

ちなみにこの協奏曲は、
巷では『3大ヴァイオリン協奏曲』なんて言われている。

もちろん他の2つはベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61』と、
ブラームスの『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77』。

構成

曲の構成は、
こんな感じ。

第1楽章 アレグロ・モルト・アパッシオナート
    ホ短調 ソナタ形式
第2楽章 アンダンテ
    ハ長調 三部形式
第3楽章 アレグレット・ノン・トロッポ
    〜アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
    ホ短調→ホ長調 ソナタ形式

ダヴィッド・オイストラフ(David Oistrakh)

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紹介されている5枚のうちの1枚目は、
ダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン。

ユージン・オーマンディ指揮、
フィラデルフィア管弦楽団。

美しいの一言で、
ただただ気持ち良く聴いていられる。

ルジェロ・リッチ(Ruggiero Ricci)

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2枚目は、
ルジェロ・リッチがヴァイオリン。

ピエリノ・ガンバ指揮、
ロンドン交響楽団。

ルジェロ・リッチは、
10歳で公式デビュー。

11歳でこのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で、
オーケストラと共演している。

こちらもオイストラフ同様に、
非常に美しい音色。

ナタン・ミルシテイン(Nathan Milstein)

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3枚目はヴァイオリンは、
ナタン・ミルシテイン。

ウィリアム・スタインバーグ指揮、
ピッツバーグ交響楽団。

ミルシテインは多くの有名ヴァイオリニストを輩出した、
レオポルト・アウアーのロシア時代最後の弟子。

アバド指揮ウィーン・フィルとの共演のものが有名なんだろうけど、
これはこれで悪くない。

ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)

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4枚目は、
ヤッシャ・ハイフェッツのヴァイオリン。

シャルル・ミュンシュ指揮、
ボストン交響楽団。

同じ時代のヴァイオリニストたちが、
彼に対して劣等感を持ってしまうほどの超絶技巧の持ち主だったそうだ。

86年の生涯のうち、
83年にわたってヴァイオリンを手にしていたヤッシャ・ハイフェッツ。

ルジェロ・リッチ同様に10歳で初の演奏会、
ニキッシュ指揮ベルリン・フィルとチャイコフスキーの協奏曲を演奏。

16歳でカーネギー・ホールでアメリカ・デビュー、
レコーディングも行っている。

結構速い演奏で、
ここまでの4人の中では1番。

ハイマン・ブレス(Hyman Bress)

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5枚目が、
アフリカ出身のヴァイオリニストであるハイマン・ブレス。

ルネ・レイボヴィッツ指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。

本文中にもあるけど、
このレコードはリーダーズ・ダイジェスト社限定通販ボックス商品。

なので、
残念ながらその音は見つからず。

指揮のルネ・レイボヴィッツも、
リーダーズダイジェストレコーディングによって頒布されたベートーヴェンの交響曲全集が有名。

聴いてみたいのだが聴けないのに、
嫌がらせのように褒めているあたりがまあなんとも言えない。

代わりにハイマン・ブレズのメンデルスゾーンの他のものを探したが、
これも残念ながら見つからず。

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