ベン・ウェブスターの吹く『マイ・ロマンス』の美しいソロ

サックス

ベン・ウェブスターの吹く『マイ・ロマンス』

ベン・ウェブスターの吹く『マイ・ロマンス』の美しいソロを思った(途中二度スクラッチが入る。ぷつん・ぷつんと)。

―村上春樹-木野-P260

さて、
今回の村上春樹音楽は『女のいない男たち』の中の『木野』から。

ベン・ウェブスターの吹く『マイ・ロマンス』の美しいソロ、
が物語の中で流れている。

なにもこのレコード全てにスクラッチが入っているわけではないだろうけど、
レコードのスクラッチって今にしてみれば何だか良いなと思ったりもする。

もちろん曲にもよるし、
吹き込まれた時代にもよるんだけど昔のジャズなんかは却ってスクラッチがあった方が良かったりする場合もある。

まあ雑音として捉えるのか?
1つの音として捉えるのか?の違いなんだろうけど。

Ben Webster – My Romance

ベン・ウェブスター(Ben Webster)、
1909年3月27日-1973年9月20日。

ザ・ブルートとか、
フロッグとかいう呼び名でも知られている。

コールマン・ホーキンスとレスター・ヤングと共に、
スウィング期の3大テナー・サックス・プレイヤーと称された人だね。

曲の『マイ・ロマンス(My Romance)』、
これは元々1935年のミュージカル『ジャンボ(Jumbo)』の主題歌だったやつ。

1962年にドリス・デイ主演で映画化され、
ポピュラーなものになったみたいだ。

作詞はロレンツ・ハートで、
作曲はリチャード・ロジャース。

確かに美しくて、
そして優しい絶品のサックスは心地良い。

トランペットのハリースゥイーツエディソンが最後に数音だけ吹くんだけど、
それもまた良かったりするんだよな。

短編集『女のいない男たち』で流れる他の音たちはこちら!

Men Without Women
村上春樹 『女のいない男たち』 で流れる音楽たち

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