村上春樹『象工場のハッピーエンド』始まりの音楽 – 『セヴン・ネイション・アーミー』

象

1983年のもう1冊 『象工場のハッピーエンド』

1983年は『中国行きのスロウ・ボート』と『カンガルー日和』が出版された年でもあるが、
もう1冊『象工場のハッピーエンド』が出た年でもある。

とはいえ、
これは村上春樹&安西水丸の共著。

これを何といったら良いんだろう?
画付き短編集?ショートショート集?エッセイ集?

要は安西水丸氏のイラストが随所に散りばめられた隙間に、
村上春樹氏の文章が載っている本という感じ。

内容はこんな感じ

・カティーサーク自身のための広告
・ クリスマス
・ ある種のコーヒーの飲み方について
・ ジョン・アプダイクを読むための最良の場所
・ FUN, FUN, FUN
・ 万年筆
・スパゲティー工場の秘密
・マイ・ネーム・イズ・アーチャー
・A DAY in THE LIFE
・双子町の双子まつり
・マイ・スニーカー・ストーリー
・鏡の中の夕焼け
・サヴォイでストンプ
・巻末対談 安西水丸・村上春樹 画家と作家のハッピーエンド

ボクが持っているのは、
新潮文庫の文庫版。

なので講談社新版に追加された、
『にしんの話』はない。

ただ『村上春樹 雑文集』に収録されているので、
読んだことはある。

それと、
安西『あとがき』・村上『あとがきにかえて』もない。

替わりに巻末対談は、
文庫のみの掲載なのだ。

The White Stripes – Seven Nation Army

それで始まりの音楽は、
いつもの通り作品に出てくるわけではない曲。

ザ・ホワイト・ストライプス2003年のアルバム『Elephant』から、
サッカーでもお馴染みの『Seven Nation Army』。

アルバムのジャケットはよく見ると、
ジャック・ホワイトとメグ・ホワイトは象の耳みたいだ。

見ようによっては、
横向きの象にも見えないこともない。

その時2人は、
耳ではなくそれぞれが牙の役割になる。

実際このアート・ワークについて、
ジャック・ホワイトはこんな風に言っているからあながち間違いではないだろう。

If you study the picture carefully, Meg and I are elephant ears in a head-on elephant. But it’s a side view of an elephant, too, with the tusks leading off either side… I wanted people to be staring at this album cover and then maybe two years later, having stared at it for the 500th time, to say, ‘Hey, it’s an elephant!’

Jack White

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